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災害に強い住宅にしたいという方へ!地震に強い間取りについてご紹介します!
自然災害の多い日本でも、特に怖いのは地震ですよね。
巨大地震が来た時に、自分はもちろん、家も無事であって欲しいですよね。
東日本大震災の発生以降、住宅の耐震性能もかなり見直されてきました。
今回は、地震に強い家を建てる重要性や、地震に強い間取りについてご紹介します。
□地震に強い家を建てる重要性
*巨大地震による被害の歴史
近代日本で、住宅の耐震性能が見直される大きなきっかけとなった大地震は、阪神淡路大震災です。
火災による被害も甚大なものでしたが、家屋の倒壊のために生き埋めになって亡くなられた方も多くいらっしゃいました。
倒壊した家は、必ずしも古い家というわけではなく、家の構造が大きく倒壊に関わっていました。
2011年の東日本大震災では、多くの家が津波で流されましたが、いくつかの住宅は流されませんでした。
基礎構造がしっかりした地震に強い家屋は、揺れで倒壊しないばかりか、津波の激流にも耐えうるということが証明されたのです。
*建築基準法に則った家でなければならない
現在の新築住宅は、1981年にできた新耐震基準に則って建てられています。
新耐震基準では、震度5の地震でほとんど損傷がなく、震度6強から7でも倒壊しない強度が求められています。
阪神淡路大震災を契機として、木造住宅の設計見直しや、骨組みとなる建材の接合部分強化、壁面の耐震化などの見直しが行われ新耐震基準は強化されてきました。
□地震に強い家の間取り
地震に強い家にするためには、家の構造の耐震性能が重要だと考えている方も多いですが、実際には家の間取りも耐震性に大きく関係してきます。
ここでは、地震に強い間取りをいくつかご紹介します。
まず、正方形に近い間取りです。
日当たりをよくする大きな窓や、壁の少ない広い部屋を目指そうとすると、間取りが細長くなる傾向がありますが、この設計は耐震性に優れているとは言えません。
揺れの方向によって大きく揺れる可能性があるからです。
正方形に近い部屋はどの方向からの揺れにも対応できるため、地震に強いのです。
続いて、「耐力壁」を多く用いた間取りです。
耐力壁とは、地震に強い構造になっている壁のことです。
部屋数を増やし、耐力壁を多く使うと家を支える力が大きくなるため、耐震性が高まります。
しかし、設置のバランスが悪いと耐力壁はその効果を発揮できません。
家全体にバランス良く設置することが大切です。
□まとめ
今回は、地震に強い間取りについてご紹介しました。
万が一の時に自分を守ってくれる家であるように、耐震性能には気をつけて間取り計画を立てて行きたいですね。