長期優良住宅とは?制度の概要やメリットデメリットを解説

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2023/09/19

長期優良住宅とは?制度の概要やメリットデメリットを解説

家づくりを始めようと思った時、住宅雑誌を読むと、「長期優良住宅」という単語が載っていたことはありませんか?

「何となく高いけどお得そうだ」ということをわかっている方は多いと思いますが、制度の概要やメリットデメリットは、なかなかわかりにくいですよね?

そこで今回は、長期優良住宅の制度の概要やメリットデメリット、認定までの流れを簡単に解説いたします。

ぜひ制度を理解して、ご自身の家づくりの参考にしてみてください。

長期優良住宅の制度の概要

まずは最初に、長期優良住宅の概要から説明しましょう。

制度のポイントを、まとめてみました。

  1. 平成21年(2009年)6月4日より認定開始
  2. 新築だけではなくリフォームでも認定可能
  3. 認定基準が細かく分かれている
  4. 地域型住宅グリーン化事業の補助金を受けることができる
  5. 住宅ローンの金利の引き下げができる
  6. 住宅ローン減税など税の特例措置を受けることができる
  7. 地震保険の割引が受けられる

省エネ性や耐震性を保つため、認定基準が細分化されていますが、住宅ローン減税を受けられるなどの特徴があります。

制度のポイントを把握して、補助金などを受けてお得に暮らしてみるのもいいでしょう。

住宅ローンの返済負担が、軽減されるはずです。

臼井建築が建てている住宅は、長期優良住宅の認定が取れる仕様です。

長期優良住宅に少しでもご興味があれば、ぜひモデルハウスへ見学にいらしてください。

長期優良住宅の認定基準とは?

先ほどの項目で、「長期優良住宅の認定基準は細かく分かれている」とお伝えしました。

では、どのくらい細分化されているのでしょうか?

一覧表にまとめてみました。

性能項目

新築基準の概要

劣化対策

  • 劣化対策等級(構造躯体等)3を取得

  • 床下の高さを確保

  • 床下と小屋裏(俗にいう屋根裏部屋)に点検口を設置

耐震性能

  • 耐震等級3を取得

  • 免震建築物であること

省エネルギー性

  • 断熱等性能等級5を取得

  • 一次エネルギー消費量等級6を取得

維持管理

  • 維持管理対策等級(専用配管)3を取得

居住環境

  • 地区計画、景観計画、条例によるまちなみ等の計画、建築協定、景観協 定等の区域内にある場合には、これらの内容と調和を図る

面積

  • 75㎡以上

  • 少なくとも1の階の床面積が 40 ㎡以上

維持保全計画

以下の部分・設備について定期的な点検を行う

  • 住宅の構造耐力上主要な部分
  • 住宅の雨水の浸入を防止する部分
  • 住宅に設ける給水又は排水のための設備

災害配慮

  • 災害発生のリスクのある地域においては、そのリスクの高さに応じて、 所管行政庁が定めた措置を講じる

取得しなければならない等級や、建築基準が多いですね。

1つずつチェックして、省エネで災害にも強い家を建築しましょう。

長期優良住宅のメリット&デメリット

ここまで、長期優良住宅がどのような制度なのか、解説してきました。

では、長期優良住宅には、具体的にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

今回は、メリット4つとデメリット3つを紹介いたします。

ぜひ、ご自宅を建てる時の参考にしてみてください。

長期優良住宅のメリット4選を紹介

長期優良住宅のメリットを4つ紹介いたします。

メリット 具体的な内容
安心安全な暮らしが実現可能
  • 耐震性能が高いため災害が起こっても被害を受けにくい
  • 長期優良住宅の認定基準である耐震等級3の家は熊本地震で倒壊しなかった
税の特例措置を受けられる
  • 登録免許税率の引き下げ
  • 固定資産税の減税
  • 不動産取得税の控除額増加
住宅ローン金利が引き下げられる
  • フラット35の金利引き下げ
  • フラット50の利用が可能
地震保険の割引が受けられる
  • 耐震等級3で通常より50%引き
  • 免震建物の割引も50%引き

愛知県では、今後も大きな地震が発生すると予測されています。

災害が起こってもマイホームが倒壊しないように、備えておきたいですね。

長期優良住宅のデメリット3選を紹介

次に、長期優良住宅のデメリット3つを紹介いたします。

デメリット 具体的な内容
認定を受けるための時間や手数料がかかる
  • 着工前に認定を受ける
  • 認定を受けるまでに一カ月程度かかることがある
  • 認定手数料がかかる
認定を受けていない住宅より高くなる
  • 耐震性能や省エネ性能が高い部材を使わないといけない
  • 認定手数料がかかる
定期的なメンテナンスが必要
  • 認定機関に維持保全計画も提出している
  • メンテナンスを怠ると補助金の返還を求められる場合がある

建築業者とメンテナンスの日程を調整したり、高い建材を使ったり、少し面倒なこともありますね。

ご自身のライフスタイルに当てはめて、本当に長期優良住宅の認定を取ることは必要なのか、考えてみましょう。

長期優良住宅の認定までの流れ

長期優良住宅に認定されるには、どのような流れをたどっていくのでしょうか?

認定されるまでの、流れをご紹介します。

  1. 住宅性能評価機関の審査を受ける(工務店が書類を準備して提出)
  2. 住宅性能評価機関から確認書などをもらう
  3. 監督行政庁(国土交通省など)の審査を受ける
  4. 認定を受けたら監督行政庁から認定通知書などが交付される

繰り返しになりますが、1~4まで進んで認定を受けるのに、一カ月近くかかります。

お子様の入学までに引き渡しや引っ越しを終えたい場合は、余裕をもって家づくりを進めてください。

まとめ

この記事では、長期優良住宅について解説いたしました。

長期優良住宅は、メリットもたくさんありますが、価格が高くなるなどデメリットもあります。

長期優良住宅の認定を受けようか迷ったら、ぜひ弊社スタッフまでご相談ください。

お客様のライフスタイルに合わせて、最適な提案をさせていただきます。

投稿者:臼井建築

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