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地震に強い家の特徴とは?構造に注目してご紹介します!
みなさんは、地震に強い家とはどのようなものを想像しますか。
地盤だけが強くても、構造だけが強くてもいけません。
この記事では、地震に強い家の特徴について解説します。
□地震に強い家の構造とは
住宅の構造は主に、「鉄骨構造」「鉄筋コンクリート構造」「木造」の3つに分類されます。
鉄骨構造とは、柱や梁など建物の骨組みに鋼鉄を用いる方法で、使用する鋼材の厚みによって、軽量鉄骨造、重量鉄骨造の2つに分類されています。
鉄骨構造のメリットは、木造で必要とされる筋交いや耐力壁を必要としないため、自由度の高い設計を行える点です。
鉄筋コンクリート構造は、コンクリートと鉄筋とが一体となった構造で、一般的にマンションやビルなど中高層の建物に用いられる構法です。
建物全体の鉄筋を圧縮に強いコンクリートで固めているため、木造や鉄骨造に比べて強度が高いという特徴があります。
また、防火性や遮音性にも優れているため、安心して生活できます。
鉄骨造と同じく、柱や筋交いを必要としないため、自由度の高い設計ができるのも魅力です。
その性能やモダンなデザインが人気を呼び、近年では一般住宅にも用いられるようになっています。
日本の住宅の約8割を占めているという木造住宅ですが、鉄骨や鉄筋コンクリートと比べて費用がかなり抑えられ、加工やリフォームがしやすいのが特徴です。
木造は将来的に部屋を区切りたくなった場合や壁を取り払いたくなった場合でも工事がしやすく、自由度が高い構造です。
□耐震性に注意が必要な家の構造とは
*ビルトインガレージのある家
ビルトインガレージのある家では、家のバランスが偏ってしまうため、耐震性が弱くなりやすいです。
そのため、ビルトインガレージを検討する際は重量鉄骨工法を検討するなど、強度が確保できる構造設計をするようにしましょう。
*大きな吹抜けのある家
玄関やリビングなどの吹き抜けは、開放的で明るく人気がありますが、地震の揺れに耐えるための柱や壁の量が少なくなるので、耐震性が弱くなってしまいます。
そのため、耐力壁を作ったり、耐震設計を考えたりする必要があります。
*増改築をした家
増築や改築で、家の形をL字型やコの字型にしてしまうと、境界部分から壊れやすくなってしまいます。
また、平屋に2階を増築した場合も同様に、元々の住宅と新しく増築した部分の耐震強度が違うため、地震が起こったときにバランスを崩しやすくしてしまいます。
そのため、増改築時には必ずリフォーム会社に耐震調査を依頼し、必要であれば既存部分の耐震補強を行いましょう。
□まとめ
この記事では、地震に強い家の特徴について解説しました。
地盤と家の両方の強度をよく考えて家づくりをするようにしましょう。
マイホームを検討している方は、ぜひ当社にご連絡ください。