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木造の家の寿命はどれくらい?専門家が解説します!
こんにちは、臼井建築です。
日本での戸建て住宅における木造住宅の割合は90パーセントを占めています。
そこで今回は、戸建て住宅に住んでいる方の多くが直面する木造住宅の寿命事情についてご紹介します。
□木造住宅の平均寿命とは
一般的に木造住宅の法定耐用年数は22年とされているものの、メンテナンスや日頃のお掃除具合によって、快適に住める年数は変わってきます。
そのため、法定耐用年数ではなく物理的耐用年数で考える方が安心です。
ただ、物理的耐用年数は変動の振れ幅が大きいため、専門家であっても完璧に正確な判断をするのは容易ではありません。
建物の構造自体はしっかりしていても、屋根やモルタルといった部材ごとの経年劣化が全体の寿命を結果的に決めてしまいます。
□木造住宅を長持ちさせるコツについて
*日常的にこまめに掃除する
特に念入りに掃除するのを心がけてほしいのが水回りです。
掃除しながら水漏れの原因になるねじの緩みや配水管の傷がないか、原因不明の水たまりはないか、異臭はしていないのかといった点をチェックポイントにすると良いでしょう。
屋内だけでなく家の外側は紫外線や雨風に晒されているので、お住まいの地域や周りの環境によっては劣化スピードが速まることもあります。
つなぎ目、 樋、溝やおうとつのある箇所をこまめに掃除して、壁にひび割れがないか、水はけが悪くなっていないかなどをチェックしましょう。
*適切な時期にメンテナンスとリフォームをする
・外壁10年~15年
・屋根10年
・ベランダ防水10年
・クロス10年
・フローリング5年
・キッチン20年
・シロアリ対策5年
が適切なメンテナンス時期となっています。
あくまで目安なので、日常の掃除ついでにメンテナンスが必要になっていないか確認することがオススメです。
*設計段階で綿密な居住計画を立てる
設計段階で先を見据えた設計をすることがポイントです。
いざリフォームや改修工事をしようとすると、直したい箇所が多すぎるために費用がかさみ、新築した方が良くなる場合も少なくありません。
子供が成長したとき、自分たちが年を取ったときのライフスタイルの変化に対応できるような、先を見据えた間取り設定を初期段階から心がけることをお勧めします。
□まとめ
以上、木造住宅の寿命と、寿命を延ばすコツについてご紹介しました。
毎日の掃除やチェック、定期点検で未然に防げる劣化もあります。
さらに詳しく知りたい方、メンテナンスについて気になる方は、お気軽にご相談くださいね。