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臼井建築の家が「軒が広い」理由!施工事例も紹介(前編)
臼井建築では、軒が広い家が多いという特徴があります。
軒が広い家を多く作っている理由は、見た目のおしゃれさだけでなく多くのメリットが存在するからです。
そこで今回は前編・後編に分けて、臼井建築の家が軒が広い理由について紹介していきます。前編であるここでは、軒の役割や最近の家が軒が短い理由を紹介しています。
早速ご覧ください。
軒ってどこのこと?
まず、軒とは家の外壁よりも出っ張っている屋根部分のことをいいます。
最近では、出っ張りを短くしたり、軒をゼロにしたモダンなデザインも多いですが、多くの日本住宅は軒が出ている家がほとんどでした。
軒の役割
軒には3つの機能があります。
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外壁を守る機能
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日差しを調整する機能
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雨除けをする機能
それぞれを簡単に解説していきます。
外壁を守る機能
軒をしっかり出すと、外壁に直射日光や雨風が当たるのを防ぐことができます。
外壁は紫外線や雨風が当たると劣化が早くなってしまいます。
軒は、外壁が劣化するのを保護する役割があるのです。
日差しを調整する機能
軒のない家は、夏場には窓ガラスや外壁に直射日光が当たって室内の温度が一気に上昇します。軒を出すことで、夏場の暑い日差しを遮って室内の温度が温められるのを防いでくれます。
また、軒の長さを調整すれば、夏の日差しを遮りながら、日射角度の低い冬場は日差しをしっかりと室内に取り込むことも可能です。
雨除けをする機能
軒を出すことで、雨除けをする機能も発揮します。
先に述べたように、外壁を守るだけでなく、窓から雨水のl吹き込みを防止してくれる機能も期待できます。
最近は軒が短い家が多い
最近の家では、軒が短い家が多いです。
流行であることだけでなく、軒を短くしなければならない理由もいくつかあります。
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敷地面積が狭いから
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縦長の家が多いから
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コストダウンになるから
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おしゃれだから
それぞれの理由を解説していきます。
敷地面積が狭いから
市街地では敷地面積の狭い土地が多く、隣地との距離が近くなりやすいです。
そのため、軒をしっかりと出した家を建てるのが難しく、どうしても軒が短くなってしまいます。
縦長の家が多いから
敷地面積が狭いことと関連しますが、最近では敷地の形状が縦長のものが多いため、必然的に家も縦長の家が多いです。
縦長の家では軒を広く出すことはあまりありません。
ただ、臼井建築では狭くて縦長の敷地でも画像のように軒を広く出す工夫をしているので、縦長の家だからと言って軒の広い家ができないわけでもありません。
コストダウンになるから
屋根の軒を短くすることで、その分屋根面積が小さくなります。
屋根面積が小さくなると、屋根材や垂木など屋根を構成するのに必要な材料も少なくすることができます。
これにより、コストダウンにもつながるため、ローコスト住宅では軒ゼロの家が特に多いです。
おしゃれだから
最近は、できるだけ屋根の存在感を無くしてスッキリして見えるキューブ型のデザインが流行っています。
屋根の勾配も1寸程度にして、ほぼ水平に見える形にすることで、モダンな外観という印象も強いです。
最近の家が軒の短い家が多い理由は、見た目のデザインに人気があるからでもあります。
前編のまとめ
今回は、軒の機能や最近の家の特徴などを中心に解説しました。
後編では、臼井建築の家が軒が広い理由と施工事例について解説しますので、ぜひ次回もご覧ください。